財務省が7月30日に公表した輸入通関実績によると、今年6月の外国産米(枠外)輸入量が続落、過去15か月で最低を記録していたことが分かった。6月の外国産米輸入量は、1,427t(前月比▲48.3%、前年同月比▲93.2%)、2億3,776万8千円(前月比▲42.7%、前年同月比▲91.2%)。折り返し地点を迎えても、累計輸入数量は2万tに達していない。
日本の米の場合、高い輸入関税(㎏341円)が設定されているため、国家貿易で入ってくるものを除けば、ほんの少量しか入って来ないのが通例だった。ところが国産米価格が高騰したことで、高い関税を払っても外国産米を仕入れたほうが安くあがる――そう算段した業者が複数いた模様で、昨年に入ってから倍々ゲームで枠外輸入量が急増してきた。しかしそれも「安い」政府備蓄米の放出に伴い、昨年7月をピークに急落。以降は低空飛行を続けていた。
精米の枠外輸入量(6月)
| \ | 数量 | 金額 |
|---|---|---|
| 中国 | 12t | 556万5千円 |
| 台湾 | 80t | 1,320万0千円 |
| ベトナム | 59t | 815万0千円 |
| タイ | 156t | 1,753万3千円 |
| ミャンマー | 22t | 275万9千円 |
| インド | 465t | 7,963万5千円 |
| パキスタン | 19t | 453万4千円 |
| スリランカ | 87t | 1,324万3千円 |
| バングラデシュ | 19t | 521万4千円 |
| イタリア | 1t | 58万9千円 |
| アメリカ | 459t | 7,351万1千円 |
| 計 | 1,379t | 2億2,393万3千円 |
今年6月の輸入額を単純計算すると、精米を㎏537円で仕入れることが出来る水準だ。同じ6月の国内相対価格を税別・精米換算すると㎏501円。ほとんど差がなくなってきた。令和8年産新米に入ってからも国産米の安値が続くようであれば、もはや枠外輸入による外国産米に出番はなくなる。

