財務省が10月29日に公表した輸入通関実績によると、今年9月の外国産米(枠外)輸入量が続落、過去18か月の最低記録を更新していたことが分かった。9月の外国産米輸入量は、607t(前月比▲41.7%、前年同月比▲90.7%)、1億1,699万2千円(前月比▲32.7%、前年同月比▲86.6%)。ついに1か月の輸入量が1,000tを割り、3ケタに突入した。
日本の米の場合、高い輸入関税(㎏341円)が設定されているため、国家貿易で入ってくるものを除けば、ほんの少量しか入って来ないのが通例だった。ところが国産米価格が高騰したことで、高い関税を払っても外国産米を仕入れたほうが安くあがる――そう算段した業者が複数いた模様で、昨年に入ってから倍々ゲームで枠外輸入量が急増してきた。しかしそれも「安い」政府備蓄米の放出に伴い、昨年7月をピークに急落。以降は低空飛行を続けていた。
精米の枠外輸入量(9月)
| \ | 数量 | 金額 |
|---|---|---|
| 韓国 | 18t | 485万6千円 |
| 台湾 | 128t | 2,452万0千円 |
| ベトナム | 40t | 573万4千円 |
| タイ | 47t | 823万0千円 |
| カンボジア | 0t | 31万7千円 |
| ミャンマー | 29t | 670万3千円 |
| インド | 207t | 3,424万9千円 |
| パキスタン | 62t | 1,341万9千円 |
| スリランカ | 43t | 463万1千円 |
| バングラデシュ | 3t | 75万1千円 |
| ベルギー | 0t | 117万3千円 |
| フランス | 0t | 24万5千円 |
| スペイン | 3t | 113万3千円 |
| イタリア | 4t | 714万9千円 |
| アメリカ | 19t | 336万0千円 |
| 計 | 603t | 1億1,647万0千円 |
今年9月の輸入額を単純計算すると、精米を㎏534円で仕入れることが出来る水準だ。同じ9月の国内相対価格を税別・精米換算すると㎏365円。ついに「ガイマイ」が割高になってしまった。今後、令和8年産の国産米がよほど高騰しない限り、枠外輸入による外国産米に出番が回ってくることはない。

