政府による外国産米の8月の調達価格が、アメリカ産で横這い、タイ産で反発し今年度最高値をつけていたことが分かった。農林水産省の9月30日発表によるもの。
我が国は米に高い関税をかけている代わり、国際協定で年間76万7千tの輸入義務が課せられている。実際の調達から輸送を担う商社を、農水省は入札(MA一般米入札)で選定する。この入札結果の発表から、外国産米の調達価格を算出できる。
この調達価格(加重平均)を60㎏あたりに単純換算すると、アメリカ産うるち精米中粒種は令和8年度(2026)、5月に9,580円で始まり、6月は9,650円、7月は9,646円、8月は9,615円となった。令和7年度(2025)の一貫した上げ基調に比べ変動幅が小さく、「ほぼ横這い」と言える。
一方、タイ産うるち精米長粒種は令和7年度、3,691円から4,224円の狭い幅で推移していた。それに比べれば令和8年度は、5月に5,069円と一段高い水準でスタートしたものの、6月は5,079円、7月は4,980円と、ここまで小幅な下げ基調で推移してきたものの、8月は5,193円と、いきなり反発し今年度最高値、一昨年並み水準をつけた。
それでも国産に比べれば、アメリカ産で3分の1、タイ産で6分の1の水準。ただし輸入した外国産米は、一部を除いて主食用としては国内に出回らない取り決めになっている。国内の販売先は、加工原材料用や飼料用に限られる。

