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相場

4月上期スポット価格21,244~23,325円の狭い幅に収斂

 米穀のスポット取引業者㈱クリスタルライス(東京都中央区)は4月20日、令和7年産米の4月上期(1~15日)主要7銘柄の取引価格を公表した。それによると、上げ下げ混在ながら21,244~23,325円の狭い幅に収斂する結果となっている。
 CRの公表銘柄数は、取引数量の多寡に応じて変動する。今回7銘柄〝も〟公表できたということは、4月上期の取引数量が旺盛だったことを意味する。ただし、だからといって価格が上げ基調であることを意味しない。

4月上期のクリスタルライス取引価格
(関東着値、1等、包装代込み、税抜き)
北海道ななつぼし23,325円3月上期比▲1,175円
青森まっしぐら21,244円3月上期比▲335円
岩手ひとめぼれ22,408円1月下期比▲1,392円
宮城ひとめぼれ22,612円2月下期比+975円
秋田あきたこまち22,324円3月下期比+36円
関東銘柄米21,390円3月上期比▲628円
新潟一般コシヒカリ22,885円2月下期比+678円

 何故なら4月上期には14日の令和8年産政府備蓄米・第1回買入入札が含まれるものの、まだこの時点では買入予定価格(上限価格)の感触を得られていないためだ。
 事前の予想として「20,000円強」という水準がまことしやかに流れていたため、上げ下げ混在して狭い幅に収斂しただけのことだ。したがって次期(4月下期)には、明らかになった予定価格に向かって、さらに収斂していくものとみられる。「偶然にも」次期は需要期であるGW需要に向けた最終的な仕込み時期でもあるため、こうしたこともCR取引量を下支えする要因になっていくことが予想される。

 我が国玄米流通の大宗を占める集荷業者-卸売業者間の「相対取引」を補完するのが、スポット取引。相対に比べればスポット取引の規模は遙かに少ないため、その取引価格はどうしても相対価格から乖離する傾向にある。また米穀卸の全国団体、全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)の子会社である㈱クリスタルライスは、あまたあるスポット取引業者のなかでも唯一、取引価格を「公表」する存在のため、「意図的に価格を吊り上げている(あるいは押し下げている)」といった邪推を受けやすい存在でもある。
 上記の価格は、同社の取引で成約した価格を加重平均したもの。なお「関東銘柄米」の内訳は、あさひの夢、とちぎの星、彩のきずな、ふさおとめ、ふさこがねなど。

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