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試験研究

農研機構が東北中南部適地の米粉パン向け新品種「ゆきふわり」開発

 農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)は9月8日、水稲新品種「ゆきふわり」を発表した。
 多収で米粉パンに向く主食うるち品種といえば「笑みたわわ」や「ミズホチカラ」があるが、これら既存品種は栽培適地が関東以西。「ゆきふわり」は主食米の主産地である東北中南部を栽培適地とした米粉パン用向け専用品種だ。

 「北海302号」(ゆきさやか)に「ふくひびき」を戻し交配した「羽系1870」と、「ふくひびき」を交配した。「ゆきさやか」によって耐冷性、「ふくひびき」によって多収性、加工適性を取り入れている。
 この結果、「ゆきふわり」は、「ふくひびき」を明らかに上回る耐冷性を獲得。育成地である秋田県大仙市で、「ひとめぼれ」より2日早い出穂期、2日遅い成熟期を迎える。玄米収量は「ひとめぼれ」に比べ2割以上多収。耐倒伏性は強く、多肥条件でもほとんど倒れないという。肝心の製パン適性は、アミロース含有率が若干高く、パンにした際の膨らみが良いとも。
 共同研究にあたった全農(全国農業協同組合連合会)宮城県本部が令和8年産で「ゆきふわり」パンを生産中だ。

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