農林水産省は4月10日、第2回「農林水産・食品分野における知的財産権制度活用優良企業等表彰」の受賞者を発表した。このなかで山形県が農林水産大臣表彰に輝いている。「育成者権や商標権を活用し、『つや姫』としてトップブランドを確立した」ことが評価された。発表によると、山形県の取組み・成果のポイントは以下の通り。
・良食味品種を開発。日本のトップブランドをめざし、県内の農業関係団体に加えて、生産、流通、販売等の分野の委員で構成した山形「つや姫」「雪若丸」ブランド戦略推進本部にて策定した生産戦略、販売戦略、コミュニケーション戦略に基づき取組を推進。
・高品質な「つや姫」を生産するため、県内生産者に対しては、栽培適地内に生産圃場があること、栽培方法が特別栽培か有機栽培であること、1等米または2等米であること等の出荷基準を満たすこと等の厳しい条件をクリアできる者だけを山形「つや姫」「雪若丸」ブランド戦略推進本部長が認定する生産者認定制度を導入。また、県内生産だけでは生産量が限られ知名度が上がらないため、県外においても奨励品種への採用、栽培方法の指定等の条件を付け、生産を許諾。許諾先からは、種子の販売額に応じた許諾料を徴収し、権利の維持に活用。《本紙註:山形県以外では現在、宮城、山梨、岐阜、和歌山、島根、佐賀、長崎、大分、宮崎の9県が『つや姫』を作付けている》
・「つや姫」に係るロゴマークの商標登録を行い、山形県産「つや姫」だけに使用を限定するなど、差別化をはかりながら、プロモーション活動を展開することで、県外産の「つや姫」よりも高単価で販売。日本国内においてトップクラスのブランドを確立。
