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需給

3月の枠外輸入米、2か月連続落で過去1年ワースト2

 財務省が4月28日に公表した輸入通関実績によると、今年3月の外国産米(枠外)輸入量が2か月連続で減少していたことが分かった。3月の外国産米輸入量は、2,049t(前月比▲50.7%、前年同月比+60.1%)、3億2,295万8千円(前月比▲47.8%、前年同月比+60.8%)。過去1年でワースト2を記録している。

 日本の米の場合、高い輸入関税(㎏341円)が設定されているため、国家貿易で入ってくるものを除けば、ほんの少量しか入って来ないのが通例だった。ところが国産米価格が高騰したことで、高い関税を払っても外国産米を仕入れたほうが安くあがる――そう算段した業者が複数いた模様で、昨年に入ってから倍々ゲームで枠外輸入量が急増してきた。しかしそれも、8月からは減少に転じていた。

精米の枠外輸入量(3月)

数量金額
台湾130t2,550万1千円
ベトナム276t3,765万2千円
タイ142t1,704万9千円
カンボジア36t411万1千円
ミャンマー27t360万5千円
インド401t7,159万2千円
パキスタン120t2,751万4千円
スリランカ75t1,212万4千円
スペイン0t30万9千円
イタリア1t93万8千円
アメリカ841t1億2,193万3千円
合計2,049t3億2,232万8千円
※3月は籾、砕米での輸入はゼロ。玄米ではタイ0千t、63万0千円のみ。

 輸入は船舶輸送が一般的なため、契約から着港まで2~3か月のタイムラグがある。随意契約による「安い」政府備蓄米の放出が5~6月だから、8月からの輸入減少は「枠外輸入米では割に合わない」と勘定した結果と考えれば符合する。
 したがって「高い」国産新米の出回りが本格化し始めた9月に再び枠外輸入米の魅力が再燃、実際に入ってきた11月から再び枠外輸入量が増加に転じていたものの、年明け1月をピークに2か月連続で減少となった。

 今年3月の輸入額を単純計算すると、精米を㎏498円で仕入れることが出来る水準だ。同じ3月の国内相対価格を税別・精米換算すると㎏572円。まだまだ〝お得な水準〟ではあるが、㎏100円程度の差額では「外国産米」のハンデは埋められないか。であるなら今後の枠外輸入は下火になっていく可能性が高くなるが、一方で国内相対価格が再び上昇すれば、〝掌返し〟の可能性も否定できない。

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