農林水産省は6月17日、令和7年産米の相対取引価格・数量を発表した。それによると、5月の全銘柄加重平均価格(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)は、前月比▲283円の33,164円となった。反落にあたり、底値とみられていた3月の33,345円を跨いで令和7年産最安値を更新した。加えて前年同月比+5,515円は令和7年産で最小の乖離幅。とはいえ、「高値止まり」と言われても仕方ない水準に変わりはない。またスポット価格とは10,000円以上の開きがある。
一方、5月の相対取引数量は5万3,817tで、前月比▲31.5%、前年同月比+4.3%。「売れない」「契約が進まない」状況に変わりがないものの、前年同月比は5か月ぶりでプラスに転じた。このため累計取引数量は、この時点で160万t超で、前年同期との差わずか8万t弱にもほとんど変化がない。こうなってくると前年を上回る〝早喰い〟貯金が払底する前に、端境期を迎える可能性が出てきた。


