【㈱帝国データバンク発】都内の菓子小売㈱太子堂(千代田区神田東松下町、吉岡伸朗代表)が去る7月31日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。資本金1,498万2,665円、負債は令和7年(2025)6月期末時点で約6億8,700万円。
同社は昭和39年(1964)設立の菓子小売業者。「お菓子の太子堂」の店舗名で東京都や神奈川県内の駅ビル、地下街、ショッピングセンターなど商業施設内へ出店。せんべいやあられなどの米菓をはじめ饅頭などの和菓子、珍味など多彩な菓子を扱い、顧客ニーズに合わせて少量販売も実施するなど来店客の満足度を高め、平成24年(2012)8月期には年売上高およそ28億円を計上していた。
しかし、新型コロナの影響で来客数が減少し、不採算店舗の閉鎖や一部ブランドの撤退などを進めたが赤字決算が続いていた。近年は現代表が親会社から当社株式を取得し、インターネット販売などの強化に取り組んでいたが、令和7年(2025)6月期(令和元年《2019》に決算期変更)の年売上高は約6億9,800万円に落ち込み、資金繰りも好転せず、事業の継続が困難となった。
なお、一部店舗は8月1日付で別会社に事業譲渡され、営業を継続している。
都内の菓子小売に破産手続き開始決定
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