農林水産省は8月25日、スーパーなどでの米の販売価格を、8月11日(月)~8月17日(日)の1週間で、前週比+67円の5㎏3,804円と発表した。続伸にあたり、今年2月3~9日週(3,829円)を下回る水準まで戻った恰好。販売数量比率のうち、安い随契米こそ53%を維持したものの、やや高いブレンド米が18%から15%に上昇、最も高い銘柄米が30%から32%に続伸――つまり高い新米が出回り始めたことで、平均を押し上げたものとみられる。これを同じ8/11~8/17週で比べてみると、「日経POS」3,811円と「小売店パネル」3,579円(既報)の中間のポジションは変わっていない。
一方、「KSP-POS」による8/11~8/17週の販売数量は前年同週比▲4.1%。10週ぶりに続落した。いよいよ「値段が上がると売れなくなる」が具現化してきたか。


