財務省が2月26日に公表した輸入通関実績によると、今年1月の外国産米(枠外)輸入量が3か月連続で増加していることが分かった。1月の外国産米輸入量は、4,925t(前月比+27.3%、前年同月比+1089.6%)、7億4,304万4千円(前月比+18.6%、前年同月比+988.8%)。
日本の米の場合、高い輸入関税(㎏341円)が設定されているため、国家貿易で入ってくるものを除けば、ほんの少量しか入って来ないのが通例だった。ところが国産米価格が高騰したことで、高い関税を払っても外国産米を仕入れたほうが安くあがる――そう算段した業者が複数いた模様で、昨年に入ってから倍々ゲームで枠外輸入量が急増してきた。しかしそれも、8月からは減少に転じていた。
輸入は船舶輸送が一般的なため、契約から着港まで2~3か月のタイムラグがある。随意契約による「安い」政府備蓄米の放出が5~6月だから、8月からの輸入減少は「枠外輸入米では割に合わない」と勘定した結果と考えれば符合する。
精米の枠外輸入量(1月)
| \ | 数量 | 金額 |
|---|---|---|
| 韓国 | 70t | 1,702万8千円 |
| 中国 | 29t | 840万2千円 |
| 台湾 | 164t | 2,692万5千円 |
| ベトナム | 280t | 3,874万1千円 |
| タイ | 391t | 4,252万1千円 |
| ミャンマー | 72t | 1,130万6千円 |
| インド | 229t | 3,767万4千円 |
| パキスタン | 49t | 977万0千円 |
| スリランカ | 105t | 1,836万4千円 |
| バングラデシュ | 23t | 702万3千円 |
| イタリア | 1t | 67万9千円 |
| アメリカ | 3,443t | 5億1,061万0千円 |
| ブラジル | 49t | 829万8千円 |
| オーストラリア | 6t | 264万6千円 |
| 合計 | 4,911t | 7億3,998万7千円 |
したがって「高い」国産新米の出回りが本格化し始めた9月に再び枠外輸入米の魅力が再燃、実際に入ってきた11月から再び枠外輸入量が増加に転じていた。
3か月連続伸した今年1月の輸入額を単純計算すると、精米を㎏491円で仕入れることが出来る水準だ。同じ1月の国内相対価格を税別・精米換算すると㎏608円となるから、まだまだ〝お得な水準〟と言える。

