くら寿司が株主優待制度「廃止とりやめ継続」へ

　回転寿司チェーン「くら寿司」を運営するくら寿司㈱（大阪府堺市）は２月19日の取締役会で、株主優待制度の再導入を決議した。昨年12月、「株主への公平な利益還元のあり方」の観点から廃止を決めていたが、「多くの株主から株主優待制度の再開」を求める声があがったことから、再導入を決めたもの。廃止予定は今年４月末を基準日としていたため、再導入ではなく実際には途切れなく株主優待が続くことになる。ただし以前の株主優待が割引券だったのに対し、再導入後の株主優待では「食事券」の発行に切り替える。また以前の割引券は「電子チケット」と「紙」の選択制だったが、食事券では「紙」に統一する。「電子チケットは改めて導入を検討する」としている。
　基準日である４月末現在の株式保有数に応じて、以下の食事券を７月上旬に贈呈する。