農林水産省は4月17日、令和7年産米の相対取引価格・数量を発表した。それによると、今年3月の全銘柄加重平均価格(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)は、前月比▲1,711円の33,345円となった。5か月連続落で、令和7年産最低水準を更新、最大の下落幅となった。前年同月比+7,469円とはいえ、まだまだ「高値止まり」と言われても仕方ない水準だ。またスポット価格とは12,000~10,000円の開きがある。例年より概算金(一次集荷価格)と相対価格との差額、アローアンスを大きくとっていたものの、続落により追いついてしまったため、ここから下げるとすれば農協などの集荷業者が身を切る必要が出て来る(既報)。
一方、3月の相対取引数量は14万8,457tで、前月比+34.2%、前年同月比▲12.0%。3か月ぶりに前月を上回った。累計取引数量はこの時点で140万tを超えており、前年の4月までの累計取引数量に限りなく近い水準だ。生産量が増えているのだから当然ではあるが、つまり前年を上回って〝早喰い〟が進んでいることになる。ただし、これは集荷業者と卸売業者との契約が進んでいるだけで、末端の売れ行きとは何の関係もない。その末端の売れ行きが芳しくないのは周知の通り。仕入れもそろそろ息切れしてきたことになる。


