農林水産省が10月30日に公表した令和8年産米初の9月末現在集荷・契約・販売数量によると、意外なほど集荷は進んでいるものの、契約が全く進んでいないことが分かった。例年であればこの時期、事前契約が済んでいるため、集荷数量を契約数量が上回るものだが、今年は契約数量が下回る〝逆・珍現象〟が発生。販売数量も前年同月を下回っていることから、9月としては引き続き過去最大の民間在庫数量を維持していたことになる。ただし内訳として当年産(令和8年産)は前年同月を下回り、1年古米(令和7年産)が前年同月の2~3倍に膨れあがっている。古米を先に消化しないと新米を契約できないジレンマに陥っているものとみられる。

