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相場

12月下期スポットまたも最高値更新、青森まっし35,300円

 米穀のスポット取引業者㈱クリスタルライス(東京都中央区)は1月6日、令和6年産米の昨年12月下期(16~末日)主要2銘柄の取引価格を公表した。それによると、青森まっしぐら、関東銘柄米ともに過去最高値を更新している。

青森まっしぐら35,300円11月下期比+7,374円
関東銘柄米34,665円12月上期比+3,513円
昨年12月下期のクリスタルライス取引価格(関東着値、1等、包装代込み、税抜き)

 我が国玄米流通の大宗を占める集荷業者-卸売業者間の「相対あいたい取引」を補完するのが、スポット取引。相対に比べればスポット取引の規模は遙かに少ないため、その取引価格はどうしても上振れる傾向にある。また米穀卸の全国団体、全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)の子会社である㈱クリスタルライスは、あまたあるスポット取引業者のなかでも唯一、取引価格を「公表」する存在のため、「意図的に価格を吊り上げている」といった邪推を受けやすい存在でもある。
 上記の価格は、同社の取引で成約した価格を加重平均したもの。なお「関東銘柄米」の内訳は、あさひの夢、とちぎの星、彩のきずな、ふさおとめ、ふさこがねなど。

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