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需給

刈り遅れでR8検査数量9月末▲7%、意外なほど高い1等比率

 農林水産省は10月29日、令和8年産米の9月末現在農産物検査結果を発表した。それによると水稲うるち玄米検査数量は前年同期比▲14万0,699t(▲6.9%)の188万4,638tで、1等米比率は79.8%だった。検査数量の減少幅拡大は、明らかに長雨や台風に伴う刈り遅れの表れとみられる。また意外なほど高い1等比率は、「量は穫れていないが整粒歩合は高い」との各産地の感触とも符合する。

 農産物検査は、主に整粒歩合を確認するもので、必ずしも品質を確認するものではなく、安全性に関する項目も含まれていない。したがって「1等」とは良品質を指すのではなく、主に整粒歩合の高さ、それも「70%以上」を示すものに過ぎない。実際は選別によって「整粒歩合ほぼ100%」の米が流通するため、農産物検査によって2等以下に「格付」された米も、最終製品としては区別されない。ただし歩留まりは低下する。だが最終的に毎年6割強という高い受検率(主食用米収穫量に占める検査数量の割合)を誇っているのは、受検によって産地・品種銘柄名の表示を担保できるためだ。

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