生産者向け脱炭素施策の収益化とカーボンクレジットの流通サポートを手がける㈱フェイガー(東京都千代田区)は4月20日、農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)との間で「乾田直播稲栽培に適した国産アーバスキュラー菌根菌菌株の活用」に関する共同研究契約を締結したと発表した。
乾田直播とは、その名の通り水を入れない乾田に、直接種籾を播く栽培方法。水田に苗を植える慣行栽培と違い、水を使わず育苗の手間を省けることから、節水、省力化、コスト低減の観点で注目を集めている。ただ、乾燥ストレスによる初期生育の不安定さ、雑草の初期防除の困難さ(養分・光競合)、収量・品質のバラつきといった課題も指摘され、なかなか普及しない栽培法でもある。
フェイガーと農研機構の共同研究では、これら乾田直播の課題を解決するため、「国産アーバスキュラー菌根菌」の活用に着目した。菌根菌とは、イネと共生することで、水分や養分の吸収を促進する微生物のこと。共同研究によって、乾田直播に適した国産菌株の選抜、その適応技術の開発、生産現場での普及を見据えた開発を推進する。
