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施策・政策相場

第3四半期の加工用外国産うるち米、過去最高値を更新

 国産の米価高騰に吊られたか、加工用の外国産米価格も上昇傾向にあり、最新である令和6年度(2024)第3四半期(10~12月)過去最高値を更新したことが分かった。農林水産省による1月29日の公表によるもの。
 我が国は米に高い関税をかけており、外国産米といっても、民間ベースではほとんど輸入がない。国際協定で年間76万7千tの輸入義務が政府に課せられているものの、一部を除いて主食用には販売しない取り決めになっている。

したがって外国産米が国内で出回るのは、加工原材料用や飼料用といった用途に限られる。
 農林水産省では、ほぼ毎月実施している加工用MA米(外国産米)の売渡入札(定例販売)結果を、うるちでは四半期に一度公表しており、これによって加工用に限ってではあるが、外国産米の国内相場が分かる(飼料用では価格が非公表)。といっても四半期に一度の加重平均なので、非常に大雑把なものではあるが、唯一の相場を知る手段には違いない。
 農林水産省の1月29日公表によると、加工用うるちMA米の令和6年度(2024)第3四半期(10~12月)加重平均成約価格はtあたり15万800円(前四半期比+7,854円、+5.5%)で、過去最高値を更新した。ちなみに単純計算すると60㎏あたり9,048円となるから、高騰している国産米に比べれば、まだまだ「お買い得」ということになる。

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